敏感肌とは
何らかの要因でバリアが壊れてしまうと、皮膚は摩擦・紫外線などの外部刺激を受けやすくなってしまいます。
この状態を「敏感肌」とよび、刺激による「かゆみ」「肌のガサガサ」などの症状が特徴となります。
アトピー肌とは
乾燥で肌バリアが低下してしまうと、皮膚内部に細菌やアレルゲンなどが侵入しやすくなります。
アトピー肌の人はもともとアレルギーをもっている人が多いため、湿疹や強いかゆみなどの反応が起きてしまいます。
このように肌が過敏になった状態へ、アレルギー反応が加わったものを「アトピー性皮膚炎」とよびます。
アトピーの主な症状は、かゆみや湿疹など。治療によって症状が改善したり、悪化したりと、なかなか治りにくいのが特徴です。
アトピー肌の自己処理は危険!?
カミソリ
カミソリ負けによる痛みやかゆみ、赤み、色素沈着、乾燥などを引き起こすリスクがあります。
ムダ毛を剃るだけでなく、刃をあてた皮膚の組織も傷つけてしまう可能性が高いです。
除毛クリーム
カミソリのように刃で肌を傷つけることはありませんが、薬剤による刺激を受けやすく注意が必要です。
毛抜き
毛抜きを使って無理矢理ムダ毛を引き抜くと、土台である肌にダメージを与えてしまいます。
毛穴が炎症を起こしたり、肌荒れにつながったりする可能性があるため、特にアトピー肌や敏感肌の方は毛抜きの使用も避けたほうが良いでしょう。
アトピー肌や敏感肌の方でも、カミソリや毛抜きなどを使って、ムダ毛の自己処理をしていることは少なくありません。
しかし、肌を傷つけやすくアトピーや敏感肌の症状を悪化させてしまうリスクがあります。
症状を悪化させないためにも、クリニックやサロンでカウンセリングを受けた上で、プロの脱毛施術を受けることがおすすめです。
アトピー肌でも脱毛はできる?脱毛施術を受ける場合の注意点
症状をあらかじめ、脱毛担当者に伝えておく
初めに説明をしておかないと気づかずに通常の施術が始まってしまったり、施術し始めてから気づいて診察などの工程を入れないといけなくなりトラブルの原因や施術の延期などになりかねません。
また、肌のトラブルがある方はそれを伝えておくと、脱毛のデメリットや想定されるリスクなども教えてもらうことが出来るため、アトピーの症状がある方や、診断はされていないけど不安があるという方は予め医師に相談するようにしましょう。
パッチテストを受ける
事前のカウンセリングの他に脱毛器のテスト照射を行うことが出来る場所が多いです。
痛みや脱毛器との相性などを判断するために行われるものですが、アトピー肌の方は事前にこれを受けさせてもらい1〜2週間ほど様子をみて問題がなければ施術してもらうようにすると、あとで湿疹が出てしまうといったトラブルを未然に防ぐことが出来ます。
肌のケアを行う
アトピーの症状が悪化している場合は施術が出来ない可能性があります。
また、施術中でもアトピーが悪化してしまうと脱毛を一旦中止することがあります。
そのため、日頃から肌の保湿を行い、バリア機能の低下や肌の乾燥を防ぐケアをし、施術を受けるようにしましょう。
肌の状態によっては医師の許可が必要な場合も
アトピーや敏感肌の方がクリニックやサロンで脱毛できるかどうかは、症状によって変わってきます。
非常に刺激に弱い肌の方やケロイド体質の方、光過敏症の方の場合は医師の許可が必要になる場合もあります。
皮膚を守ることを優先するため、脱毛施術を受けられない可能性もあります。
脱毛による肌トラブルのリスクを軽減するためにも、必ず主治医の許可を得て、カウンセリング時には担当者に肌の状態を伝えましょう。
ステロイドなどの薬の使用について
アトピーの治療には、ステロイドなどの薬が使われますが、ステロイドの使用中は一般的に脱毛の施術を受けることができません。
ステロイド系の薬の副作用のひとつに、体毛が濃くなったり、増えたりするというものがあります。
脱毛の効果が出にくくなってしまうため、脱毛の施術を受けるときには原則として薬の使用を控えなくてはなりません。
また、照射の刺激によって肌荒れを起こしたり、万が一雑菌が入ってしまうと、感染症を引き起こしたりするリスクも。
ステロイドを使用中に脱毛を希望する場合は、医師の指示のもと、タイミングを見極めながら薬の使用をやめて、施術に備えることになります。
アトピーなどの治療で通院中の方は、自己判断で薬の使用をやめたりせず、事前にかかりつけの医師と相談してみましょう。
施術後のアフターケアも忘れずに!
アトピー肌や敏感肌の方は、施術後のアフターケアも大切です!
ケアをせずに放置すると、肌が乾燥しやすくなり、バリア機能も低下してしまいます。
施術後に痛みやほてりを感じなかったとしても、脱毛後の肌は刺激を受けた状態にあります。
必ず肌に合ったボディローションやクリームを使って保湿ケアを行いましょう。
万が一、かゆみや肌荒れなどのトラブルが起きてしまったときの対処法も、事前に確認しておくと安心でしょう。
施術後にかゆみが出るのは、刺激に対する一時的なアレルギー反応によるケースがほとんどです。
かゆみが出た部位は、かかずに冷やすなどして、様子を見てください。
その後、施術を受けたクリニックの医師や主治医に相談するとより安心です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
敏感肌やアトピー肌の方で脱毛を検討していましたら、一度無料カウンセリングを受けることをおすすめします。
昨今ではコロナ禍もあり、感染症対策で極力人との接触を避けたい、人に身体を見られたくない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方にピッタリの完全個室で施術を行えるセルフ脱毛が、今注目を集めています。
自分に合った脱毛方法を見つけてみてください。
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